2008年2月26日火曜日

女を追い詰める男――は嫌われる

本日の午後の出来事。

勤務先近くのカフェでの話だ。テーブルをひとつ隔てた席に座った男女。気がつくと険悪な雰囲気。「申し訳ございません」とどうして言えないんだ、と責める男に若い女性、多分二十代前半、は唇をきっとかみしめ、悔しそうに男をにらみつけた。涙もぽろぽろ。

恋人同士だろうか。私も若いころはあんなふうによくいじめられたものだ。「申し訳ありません」なんて、どうして言えるだろう。そう思っていないのに。生半可な理屈で女をいじめる男は多い。そんなことをしても何の得にもならない。

しばらくすると、もう一人三十台前半の男がやってきて、隣に座った。なんだ、会社の同僚同士だったのだ。若い女性は口も利かず、ついと席を立って店を出て行った。

あああ。あの男、これからさぞ仕事がやりにくくなるだろうな。でも、自業自得ですよ。男の理屈と女の理屈は違うし、男の理屈で攻めて「はい、ごめんなさい」と言ってくれるのは同性の男だけなのにね。

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