2008年2月24日日曜日

猫に薬を飲ませる―Have a cat take a medicine

Have a cat take a medicine は難しい仕事だ。

子猫を保護すると、二歳になるまでは体ができていないので、しょっちゅう病院通いしなければならない。
風邪を引いた、目を怪我した、しばらくすると避妊や去勢の術後で抗生物質、痛み止め、止血剤、
アレルギーだと抗ヒスタミン剤、虫がわいたとなると駆虫薬。

そのたびに大騒ぎして薬を飲ませるが、これがまた難しい。口の大きな子は比較的簡単に思えるが、絶対飲むもんか、と頑強に抵抗する猫も多く、タオルでまいて口をあけてまるで拷問のような投与になる。ますます猫は嫌がる。

何十年も猫と一緒に暮らして、ようやくなんとか自力で(獣医さんにお願いせず)猫に薬を飲ませられるようになった(一部の猫を除き)。のどが伸びた状態で口をあけさせ、重力の法則の助けを借りて、ぽん、と薬をのどの奥に落とす。これが極意。

それでも飲ませるのが難しい薬もある。止血剤、駆虫剤などがそうで、ひどくまずいらしい。

面白いのは、猫本人にも少し自覚症状があると(なんとなく気持ち悪い、具合が悪い)、比較的飲ませやすい。猫も飲まなくっちゃ、と思っているらしい。

ピーター君は今年十歳になるオス猫でいいおじさんなのだが、薬が大嫌いだ。具合が悪いときは飲んでくれるが、ところが、少し具合が良くなると、もう薬はいいです、と勝手に自己診断して、また、断固として飲まなくなる。、と人間同士で話していても、耳がぴくっと動いたかと思うと、一目散に逃げてしまう。
こういう猫はどうしたもんだろうか。

0 件のコメント: