2009年9月14日月曜日

Wittgenstein メモその2

『論理哲学論考』(論考:Tractatus Logico-philosophicus)について、というか、『『論理哲学論考』を読む』(野矢茂樹:ちくま学芸文庫)についてのメモ。

「世界は成立している事柄の総体である」

英訳のほうがすっきりしているなあ。

The world is all that is the case.
(http://plato.stanford.edu/entries/wittgenstein/#TLP Pears/McGuinness translation)

「世界」(
The world)は現実世界のことだ。あらゆる生物は人間も含め、「ひとつの世界に生き、このひとつの世界にしか生きていない」が、人間には「思考」するというやっかいな能力がある。つまり「人間は可能性を了解している」。

ところで、それでは思考とは何かと言うと、「成立しうる事柄の総体」で、こちらは「論理空間」と呼ばれるそうだ。


そして、「論理空間の限界が思考の限界」だ。

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