2010年7月29日木曜日

「造花のバラ」(Plainly Artificial Rose)X-Patriate 翻訳

http://x-patriate.com/?page_id=6

X-Patriate は Alan J. Lipman が詩を書き、曲を作り、歌い、楽器を演奏している、いわば一人バンドだ。
Alan も変わっていて、本職はボストンで開業する精神科医だ。

今回は「Plainly Artificial Rose」の歌詞を翻訳してみた。

これには無料で聴けるバージョンはないが、「The Sounds Are Filtering Into The Heats」(熱に染み入る音楽)というアルバムに収録されており、iTune ストアから購入できる。

または、Facebook で X-Patriate: Alan J. Lipman のファンになるといいかも。


彼女が
造花のバラだったのは
明らかだ

蒸気で接着された
粘着布の茎で
弱弱しく
地面に固定されていた

彼女の傍らには
添え木が置いてあった

それは
彼女が考えたこと
ではなかった

彼が
彼女に買ってくれたものだった

盛りが
過ぎる前に

そして
なにもかも
決着がついた後に

結局
彼女は
結論を出した

彼女には
勝ち目が
なかった

彼女には
居場所はなかった

自身を朝日にさらし

彼女が退場するのを
私は見守った

(ピアノの音がゆっくりと消える)

Translated by Naoko Yamakata
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http://x-patriate.com/?page_id=6

Plainly Artificial Rose
Music, Lyrics, Instruments, Vocals by Alan J. Lipman
From "The Sounds Are Filtering Into The Heats" (OneSuch 1096)
Copyright 2008-10
Alan J. Lipman/X-Patriate Music
All Rights Reserved

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