2014年5月17日土曜日

猫サンクチュアリ年代記 7:歌麿


歌麿は、黒トラ雄猫で、大きな顔は歌舞伎役者のように立派だった。目の周りに黒い太い縞模様があり、いかにも強そうだったが、実際は気の小さい、おとなしい猫だった。給食のときも、いつもジローの後ろに控えていた。

歌麿が大猫サンクチュアリに現れたのは、2004年になってからだ。そして、2005年に、クロードや大黒丸、ソックスと一緒に虚勢手術を受けた。

歌麿は、迫害の始まった2005年の年末から2006年の3月ころまでは、猫サンクチュアリにいたが、その後、姿を見たことはない。

我が家に2006年の秋に来た藤尾は、歌麿にそっくりの猫だ。模様も体格も、気の小さいところも。藤尾は来たとき生後3か月くらいだったので、同じ猫のはずはないが、親戚かもしれないと思う。


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