2015年4月25日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年4月 4:ミー子はタフ


ミー子はもともと飼い猫だったので、あまり人を怖がらない。まだ若いので少々寒くても平気だ。だから、よく自転車置き場の人目のあるところにいる。だって、いつ通りがかりの人間がおいしいご飯をくれるか、わからないもの。

ずうずうしい、とか、言われても、私はタフなミー子が好きだ。多少雨が降ろうが雪が降ろうが、心配しなくていいからだ。

私もミー子のようにタフになりたい。



2015 April 18 updated

2015年4月18日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年4月 3:少女とトミー


先週の日曜日のことである。例のごとく小学校の裏門脇でトミーをひざに乗せて座っていると、赤いヘルメットにピンクのシャツ、ズボン姿の十歳くらいの少女が、勢いよく自転車で現れた。

トミーを見て「かわいい」と言い、「触ってもいい?」と聞いた。
「慣れてない人だと怖がると思うよ」と答えると、「ふうん」と言った。

それでもしばらくトミーを眺め、「飼い主はここまで育てるのに大変だったでしょうね」と、大人ぶった言い方をした。

「トミーは自分で自分を育てたの」と言うと、わけがわからない風だった。
「この子はこのあたりに住んでいるの」と説明したが、それでも怪訝な顔をした。

また5分ほどトミーを眺めた後、「さよなら」と威勢よく自転車で去っていった。
その間、トミーはおとなしく私の脇に座り、じっと私たちの会話を聞いていたのだ。

かわいいトミー


2015 April 18 updated

2015年4月11日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年4月 2:雨の後


今日の午前中まで小雨が降っていた。午後には雨はやんだが、雲が空を暑く多い、日差しは期待できなかった。

夕方給食に行くと、シロと大が急いでやってきた。ミー子もやってきた。カイは帰り際にやってきた。雨が続いたのでご飯を食べにこられない日が多かったのだろう。シロと大には3週間近く会っていなかった。

ご飯の後、シロがしばらく残って、こちらをじっと見たり、背中を向けたりしていたので、写真を撮った。シロの顔は穏やかで慈悲深く、神様の顔のようだ。

裏門にはトミーもいた。ひざに乗ったトミーの背中の毛皮が以前より赤茶けているのに気づいた。トミーはもう幾つになったのだろう。


2015 April 11 updated

2015年4月4日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年4月 1:坊ちゃん再び


先週の日曜日、自転車置き場で坊ちゃんに会った。

ちょうど給食の時間だったので、ミー子やカイと一緒にご飯を食べた。
がりがりにやせていた。発情期で苦労したのだろうか。
前回会ったのは1月11日だったので、約3か月ぶりだ。

Mさんに坊ちゃんの話をしたら、Mさんは坊ちゃんを知っていた。
Mさんの住むアパートの近くの公園によくいる猫らしい。

その同じ日曜日、サンボと、今年の1月ころから見かける新米三毛が、仲良く連れ立って歩いていた。サンボは大きくなって、もう子猫ではない。


2015 April 4 updated