2017年9月5日火曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年8月―夏の終わりに


夏の終わりに、小学校の裏門あたりにある猫サンクチュアリから、トミー、カイ、山椒を残し、縞次郎が旅立った。

あんなにたくさんいた猫たちが、今はもういない。

夏の終わりには百日紅の花も盛りを過ぎ、ザクロの実が色づき始めた。
これはかつてここにいた猫たちからのメッセージだろうか。

「私たちを忘れないで」


2017年7月30日日曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年7月 一人ぼっちになったヘンリエッタ


6月に坊ちゃん、ミー子と相次いでいなくなったので、ヘンリエッタは一人ぼっちになってしまった。寂しいのか、給食時間に出てきても、食べずにみゃあみゃあ泣くばかりだったりする。

でも、7月末になって少し気温が下がり、以前ほど暑さが厳しくないので、食欲を取り戻したようだ。

写真は2015年1月のヘンリエッタ、シロと。

2017年7月1日土曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年6月 とても悲しい月


2017年6月はこの10年来で最も悲しい月になった。

自転車置き場の常連だった坊ちゃんとミー子はもういない。裏門のアイドルだったシャムもいない。

坊ちゃんはこの数年でとても年を取ってやせてきていた。私が坊ちゃんを最後に見たのは5月28日の日曜日。一生懸命時間をかけてご飯を食べていた。

29日の週にMさんからメールでは、坊ちゃんがご飯を食べられなくなり、ついには姿を見せなくなったそうだ。Mさんが最後に坊ちゃんを見たとき、遠くからでもわかるほど荒い息をしていたという。

今年は予想外の暑い日が続く空梅雨で、脱水症になったのだろう。

ミー子は、今年の1月に手術したばかりの腫瘍が再発し、具合が悪くてご飯が食べられなくなった。最後にミー子に会ったのは6月22日木曜日。たまたまMさんの給食時間に散歩に出たら、1週間ほど給食時に姿を見せなかったミー子が出てきていた。だが何も食べず、藪の中で地面にうずくまっていた。

多分、最後のあいさつに出てきたのだろう。

それから、26日の月曜日の夜、近所の人に保護されて動物病院に担ぎ込まれ、手当てを受けたが、そこで27日死んだそうだ。

ミー子はもともと飼い猫だった。自転車置き場に現れたときはすでに大人の雌猫で、避妊手術もすませ、首輪をしていた。自転車置き場から離れなかったのは、ずっと飼い主を待っていたからかもしれない。

いつも食欲旺盛だったので、もっと長生きすると思っていた。

裏門のシャムも、脱水症で衰弱しているのをMさんたちが保護し、風邪が悪化したトミーと一緒に6月5日の週に動物病院に入院した。トミーは回復したが、シャムは12日月曜日の夜、死んだそうだ。

シャム君はもともと猫おじさんの家の周囲にいた猫で、ほかの猫と相性が悪く、百メートルほど離れた裏門の猫サンクチュアリに移動してきた猫だった。
ここでは、トミーや4月に死んだサンボと穏やかに暮らしていた。

私たちはシャムが何歳くらいか知らなかったが、獣医さんによると、かなりの年だったようだ。最後の何年か、幸せに暮らすことができて、よかった。


7月からは坊ちゃん、ミー子、シャムがいない、寂しい給食となる。

2017年5月28日日曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年5月 シャムがフレンドりに


サンボが死んで以来、急にシャムがフレンドリになった。

給食の時にミルクを注いでいると、すぐ近くまで来て待っているようになった。ある日は、食後、マタタビパーティにも参加した。初めてのマタタビはどんな味がしただろう。


シャムは、トミーのマタタビパーティにずっと参加したかったのだが、怖くて私に近づけず、参加できなかったのだ。


こんなに近くに!

2017年4月29日土曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年4月 サンボが急死


サンボが突然死んだ。

4月6日木曜日に、Hさんが自宅の裏庭でサンボが倒れているのを発見、駆け付けたMさんとNさんが動物病院に連れて行くが、翌朝病院で死んでしまった。原因不明。

サンボは緑色の大きい目をした美しい黒猫で、2014年の夏に裏門近くで生まれた。私が初めて会ったのは9月になってからだ。

サンボはトミーなど、猫サンクチュアリにいる猫たちの育てられたので、あまり人間になついていなかった。給食に行くと時々黒い塊が走っていくのが見えた。

大人になってからサンボの全身を見られるようになったが、ほんとうにきれいな猫だった。

サンボ写真



2017年4月1日土曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年3月 シロがいない


猫サンクチュアリからシロがいなくなった。

最後にシロを見たのは2016年12月18日の日曜日だ。

これまでも長期間見ないことがあったが、3か月も姿を見ないのはおかしい。昨年は去勢もすみ、よく朝ご飯を食べに来ていた。

どこにいったのだろう。念願の飼い猫になったのか、あるいは別の食事場所を見つけたのだろうか。

いずれにしても、無事でいてほしい。


2017年1月29日日曜日

猫サンクチュアリ年代記 2016年1月 ミー子が入院


ミー子さんが入院した。脇腹に大きな腫瘍ができたのだ。


猫おばさんの一人、Mさんが暮れに発見して、1月16日に動物病院に入院した。大手術の後、23日まで、8泊入院し、24日に退院した。


今はすっかり元気になり、食欲も旺盛だ。


とても寒い日が続いたので、食欲のあったりなかったりの坊ちゃんとヘンリエッタだが、おおむね元気だ。

写真はミー子と坊ちゃん