2017年7月30日日曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年7月 一人ぼっちになったヘンリエッタ


6月に坊ちゃん、ミー子と相次いでいなくなったので、ヘンリエッタは一人ぼっちになってしまった。寂しいのか、給食時間に出てきても、食べずにみゃあみゃあ泣くばかりだったりする。

でも、7月末になって少し気温が下がり、以前ほど暑さが厳しくないので、食欲を取り戻したようだ。

写真は2015年1月のヘンリエッタ、シロと。

2017年7月1日土曜日

猫サンクチュアリ年代記 2017年6月 とても悲しい月


2017年6月はこの10年来で最も悲しい月になった。

自転車置き場の常連だった坊ちゃんとミー子はもういない。裏門のアイドルだったシャムもいない。

坊ちゃんはこの数年でとても年を取ってやせてきていた。私が坊ちゃんを最後に見たのは5月28日の日曜日。一生懸命時間をかけてご飯を食べていた。

29日の週にMさんからメールでは、坊ちゃんがご飯を食べられなくなり、ついには姿を見せなくなったそうだ。Mさんが最後に坊ちゃんを見たとき、遠くからでもわかるほど荒い息をしていたという。

今年は予想外の暑い日が続く空梅雨で、脱水症になったのだろう。

ミー子は、今年の1月に手術したばかりの腫瘍が再発し、具合が悪くてご飯が食べられなくなった。最後にミー子に会ったのは6月22日木曜日。たまたまMさんの給食時間に散歩に出たら、1週間ほど給食時に姿を見せなかったミー子が出てきていた。だが何も食べず、藪の中で地面にうずくまっていた。

多分、最後のあいさつに出てきたのだろう。

それから、26日の月曜日の夜、近所の人に保護されて動物病院に担ぎ込まれ、手当てを受けたが、そこで27日死んだそうだ。

ミー子はもともと飼い猫だった。自転車置き場に現れたときはすでに大人の雌猫で、避妊手術もすませ、首輪をしていた。自転車置き場から離れなかったのは、ずっと飼い主を待っていたからかもしれない。

いつも食欲旺盛だったので、もっと長生きすると思っていた。

裏門のシャムも、脱水症で衰弱しているのをMさんたちが保護し、風邪が悪化したトミーと一緒に6月5日の週に動物病院に入院した。トミーは回復したが、シャムは12日月曜日の夜、死んだそうだ。

シャム君はもともと猫おじさんの家の周囲にいた猫で、ほかの猫と相性が悪く、百メートルほど離れた裏門の猫サンクチュアリに移動してきた猫だった。
ここでは、トミーや4月に死んだサンボと穏やかに暮らしていた。

私たちはシャムが何歳くらいか知らなかったが、獣医さんによると、かなりの年だったようだ。最後の何年か、幸せに暮らすことができて、よかった。


7月からは坊ちゃん、ミー子、シャムがいない、寂しい給食となる。